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バネ鋼

ジャングル戦を制した白兵戦用大型ククリ

内戦を戦い抜いた白兵戦用大型ククリ! 
 白兵戦用の大型軍用ククリです。ネパールでの白兵戦は山岳部や森林地帯での対ゲリラ戦を強く意識しています。これは国土の多くをヒマラヤ山脈が占めるネパール特有の事情があるためで、最近では山奥の村に潜む反政府組織マオイストとネパール軍との戦闘でククリの重要性が再認識されました。見通しのきかない中での乱戦では藪を切り開くマチェットとしても使える大型ククリはライフルよりむしろ有用だったのです。
 本製品はもちろんネパール軍正式採用の本物の軍用ククリです(当店はネパール軍・警察御用達のククリ工房と直接取引きをしています)。金属細工に秀でていることで名高いネワール族の職人が伝統の技をこめて一本一本鍛造しました。

全長:鞘に入った状態で390mm、切っ先からグリップ端まで360mm
刃長(切っ先からチョウと呼ばれるブレードの窪んだ部分まで):210mm
刃厚:最大約9mm、グリップ長(木製部分):約114mm
重量:鞘あり約640g、鞘なし約440g

 軍に納める製品とスペックは同じですが、細部をより丁寧に作らせているため非常にキレイな逸品です。通常の軍用品は実用性に問題がないレベルの傷、汚れ、歪みがある品もそのま ま納品されますが、本製品は取り引きを開始する前から店長が工房に通って製作指導をしており、さらに現地スタッフが納品時に品質をチェックしているため実用品という以上にレベルの高い“作品“に仕上がっております。(品質に関してはこのページをご覧ください)
 工房の鍛冶職人から「ヤギの頭を落とすのにちょうどよい大きさ」と評されるこの大型ククリはちょっとした脇差並みの重さがあります。キャンプ用には少々大げさかもしれませんが、ハンティングナイフとしては十分にその実力を発揮すると思われます。熊が出る山に入るときなどには是非携帯してほしい一本です。
 鞘は木材に耐久性の高い水牛の皮を張ったもので、磨耗しやすい先端部には真鍮製の補強金具が付けてあります。これは実戦で磨かれた伝統的なデザインであり、苛酷な環境でも永くご使用になれます。
大型ククリ

ジャングル戦を制した白兵戦用大型ククリ

価格:

21,400円 (税込)

グリップ材質:
購入数:
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大型ククリグリップ
グリップの材質はシャクナゲシャクナゲ芯材チークからお選びいただけます。

シャクナゲ材は、 シャクナゲの成長が非常に遅いため硬く緻密な材質ですが、何と言っても優れているのはその粘り強さです。通常、硬い材に無理な力を加えると割れが生じますが、シャクナゲ材は割れずに変形して耐える性質があります。ククリはナタのように叩き切る使い方をするためグリップには瞬間的に大きな力が加わりますが、シャクナゲ材のグリップはかなり無茶な使用にも耐えるまさにククリに最適なグリップなのです。色は象牙を思わせるきめの細かい美しい白色です。
 しかしシャクナゲは成長が遅いためなかなか大木には育たず、日本ではまずお目にかかれない希少な材です。ネパールでは地元ヒマラヤ山脈にシャクナゲが自生すると聞き、八方手を尽くして何とか入手に成功!グリップを特注いたしました。他店ではまず手に入らない店長オススメの幻の一本!ちなみにネパールの国の花はシャクナゲですので実にネパールらしいグリップと言えましょう。
※2013年現在、ネパール政府の方針によりシャクナゲの伐採が禁止となっています。これからも古材や道路拡張等の際に正規に伐採されるシャクナゲを獲得するよう努力いたしますが、少ないシャクナゲ材を奪い合うことになるため入手が困難になり、今後の入荷は不定期かつ少数になると思われます。
大変申し訳ございませんが、御了承ください。



シャクナゲ芯材は、 シャクナゲの古木の中心にある褐色の部分のことです。ただでさえ成長が遅いシャクナゲの古木のさらに中心部にしかないという極めて入手困難な材です。当店では毎年ダサインというお祭りの後にわずかな量だけ確保できます。この材の特徴はシャクナゲの粘り強さに耐朽性と耐水性が加わった点です。シャクナゲ材の性質はククリに最適ですが、更にその芯材は腐ることなく劣悪な環境でも長期間にわたって品質を維持します。
※ただし粘り強さは通常のシャクナゲ材に比べるとやや劣り、そのかわり硬度はやや上がります。
※2013年現在、ネパール政府の方針によりシャクナゲの伐採が禁止となっています。これからも古材や道路拡張等の際に正規に伐採されるシャクナゲを獲得するよう努力いたしますが、少ないシャクナゲ材を奪い合うことになるため入手が困難になり、今後の入荷は不定期かつ少数になると思われます。
大変申し訳ございませんが、御了承ください。



チーク材は重硬で、かつては銃弾に当たっても裂けない弾力性から軍船の船材などにも使われてきました。また樹脂分が多いため耐水性抜群で腐りにくく年月を重ねるほどに風合い(いわゆるチーク色)が出ます。野球で使われるロージンパック(松ヤニが主成分)同様に、表面に僅かにしみ出る天然の樹脂成分のため手に吸い付くようにフィットし、手が濡れていても滑りにくく、握ったときのホールド感がとてもよい材です。釣りなど水場での使用が多い方にお勧めのグリップです

グリップの詳しい構造に関してはこのページをご覧ください。

大型ククリ
 刀身はバネ鋼と呼ばれる鋼でできています。剃刀のように切れる日本刀とは異なり、ククリはその重さと腕力でぶった切るタイプのナイフです。そのため刀身は力が逃げにくい独特の「く」の字型をしており、その厚みは本製品で9mmにもなります。肉を骨ごと叩き切るような使い方をしますので非常に頑丈な作りになっています。
 このような刀身を持つククリですから体重を 乗せて振り下ろしたときの破壊力は素晴らしく、ネパールでは生贄にささげられた山羊の頭を切り落とす際もこのククリが使用されます(店長談:山羊を生贄にささげることはネパールでは珍しくありません。死の女神カーリーの寺院などでごく普通に行われています)。
また上の写真のブレードの根元付近にある切れ込みですが、これはチョウと呼ばれる部分で、その役割にはいくつかの説があります。①獲物の血がグリップまで流れてこないようにするため ②相手のククリの刃を受け止めたときに刃が滑ってもグリップまで達しないようにする刃止め(鍔の代わり) ③象徴的な物で実用性は無い、などです。動物の解体に実際に使われるナイフなので少なくとも①の効果があるのは確かなようです。

 カルダとチャクマは鞘に付属しているミニナイフと刃の手入れ用ツールです。本製品のカルダとチャクマのグリップ素材は上記のククリ本体と同じお揃いのものになります。 カルダ(写真 右)はごついククリではできないような細かい作業を行うときに使います。 チャクマ(写真 左)は刃に付いた脂を削ぎ落として切れ味を回復させたり、火をおこす時の火打ち金として使われます。

カルダ、チャクマともに全長約105mm、グリップ(木製部分)約48mm。

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