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バネ鋼

ネワール族の職人が一本一本鍛造した軍用ククリ

 ネパール軍・警察御用達のククリ工房と直接取引に成功!
  ネパール軍正式採用の本物の軍用ククリです。本物のククリはお土産用のククリなどとは比べ物にならない程高品質で、実戦に裏付けられた抜群の実用性があります。金属細工に秀でていることで名高いネワール族の職人が伝統の技をこめて一本一本鍛造しました。

全長(鞘に入った状態):295mm、刃長(切っ先からチョウと呼ばれるブレードの切れ込み部分まで):148mm、刃厚:最大部分約8mm、グリップ長(木製部分):約96mm、重量:約350g

 軍に納める製品とスペックは同じですが、細部をより丁寧に作らせているため非常に美品です。通常の軍用品は実用性に問題がないレベルの傷、汚れ、歪みがある品もそのまま納品されますが、本製品は取り引き開始時点で店長が工房に通って製作指導をしており、さらに現地スタッフが納品時に品質をチェックしているため実用品という以上にレベルの高い“作品“に仕上がっております。十分鑑賞にたえる逸品ですが、鑑賞だけではもったいない! 是非アウトドアで実際にお使い頂きたいと思います。
 鞘は木材に耐久性の高い水牛の皮を張ったもので、磨耗しやすい 先端部には真鍮製の補強金具が付けてあります。これは実戦で磨かれた伝統的なデザインであり、苛酷な環境でも永くご使用になれます。
軍用モデル

ネワール族の職人が一本一本鍛造した軍用ククリ

価格:

14,200円 (税込)

グリップ材質:
購入数:
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グリップ グリップの材質は紫檀チークシャクナゲからお選びいただけます。

 紫檀材は重硬緻密で、木であるにもかかわらず水に入れると沈んでしまうほどです。非常に硬く木材の中でも屈指の強度を持ちます。また耐朽性が極めて高いため高温多湿な環境に強く長持ちします。
 ナイフや銃のグリップに多用される他、狂いが少ないため一部の楽器にも使用される高級木材です。色は紫というよりは赤褐色で磨くと独特の光沢が出るため愛好者が多く人気の高い材です。

 チーク材は重硬で、かつては銃弾に当たっても裂けない弾力性から軍船の船材などにも使われてきました。また樹脂分が多いため耐水性抜群で腐りにくく年月を重ねるほどに風合い(いわゆるチーク色)が出ます。
 野球で使われるロージンパック(松ヤニが主成分)同様に、表面に僅かにしみ出る天然の樹脂成分のため手に吸い付くようにフィットし、手が濡れていても滑りにくく、握ったときのホールド感がとてもよい材です。釣りなど水場での使用が多い方にお勧めのグリップです

シャクナゲ材(辺材)は、  シャクナゲの成長が非常に遅いため硬く緻密な材質ですが、何と言っても優れているのはその粘り強さです。
 通常、硬い材に無理な力を加えると割れが生じますが、シャクナゲ材は割れずに変形して耐える性質があります。ククリはナタのように叩き切る使い方をするためグリップには瞬間的に大きな力が加わりますが、シャクナゲ材(辺材)のグリップはかなり無茶な使用にも耐えるまさにククリに最適なグリップなのです。色は象牙を思わせるきめの細かい美しい白色です。
 しかしシャクナゲは成長が遅いためなかなか大木には育たず、日本ではまずお目にかかれない希少な材です。ネパールでは地元ヒマラヤ山脈にシャクナゲが自生すると聞き、八方手を尽くして何とか入手に成功!グリップを特注いたしました。
 他店ではまず手に入らない店長オススメの幻の一本!ちなみにネパールの国の花はシャクナゲですので実にネパールらしいグリップと言えましょう。
※2013年現在、ネパール政府の方針によりシャクナゲの伐採が禁止となっています。これからも古材や道路拡張等の際に正規に伐採されるシャクナゲを獲得するよう努力いたしますが、少ないシャクナゲ材を奪い合うことになるため入手が困難になり、今後の入荷は不定期かつ少数になると思われます。
大変申し訳ございませんが、御了承ください。


グリップの詳しい構造に関してはこのページをご覧ください。

刀身       カルダ             チャクマ
 刀身はバネ鋼と呼ばれる鋼でできています。剃刀のように切れる日本刀とは異なり、ククリはその重さと腕力でぶった切るタイプのナイフです。そのため刀身は力が逃げにくい独特の「く」の字型をしており、その厚みは本製品で約8mmもあります。肉を骨ごと叩き切るような使い方をしますので非常に頑丈な作りになっています。
 このような刀身を持つククリですから体重を 乗せて振り下ろしたときの破壊力は素晴らしく、ネパールでは生贄にささげられた山羊の頭を切り落とす際もこのククリが使用されます(店長談:山羊を生贄にささげることはネパールでは珍しくありません。死の女神カーリーの寺院などでごく普通に行われています)。
また上の写真のブレードの根元付近にある切れ込みですが、これはチョウと呼ばれる部分で、その役割にはいくつかの説があります。①獲物の血がグリップまで流れてこないようにするため ②相手のククリの刃を受け止めたときに刃が滑ってもグリップまで達しないようにする刃止め(鍔の代わり) ③象徴的な物で実用性は無い、などです。動物の解体に実際に使われるナイフなので少なくとも①の効果があるのは確かなようです。

 カルダとチャクマは鞘に付属しているミニナイフと刃の手入れ用ツールです。カルダとチャクマのグリップ素材はククリ本体がチーク材のものは同じチークでできていますが、本体がシャクナゲ辺材のものはシャクナゲ芯材のものと辺材のものがあります。本体が紫檀のもののカルダとチャクマはシャクナゲ芯材でできています、ご注意ください。
 カルダはごついククリではできないような細かい作業を行うときに使います。
 チャクマは刃に付いた脂を削ぎ落として切れ味を回復させたり、火をおこす時の火打ち金として使われます。

カルダ、チャクマともに全長約75mm、グリップ(木製部分)約32mmです。

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