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バネ鋼

運悪く雪中トレッキング

2026年3月1日

 店長の趣味はトレッキングです。ですが経験も浅く、持っている装備も軽いものですので、冬季にはトレッキングはほとんどやりません。
 しかしながらヒマラヤの天候はヒンドゥーの神々の気分次第ですので、自分の意志とは無関係に雪中トレッキングになってしまうこともあります。

 ヒマラヤの4,000m付近では普通は5月ともなれば山頂や谷筋に雪は残っているものの、そろそろ高山植物が咲き始める季節でもあるので大量の降雪はまずありません。そのはずなのですが、神々のご機嫌が悪いときには下の写真のような有様になります。

雪中

雪中

 せっかく咲いた高山植物も雪に埋もれてしまいました。まあヒマラヤの高山植物は可憐に見えてもこのくらいで枯れるほどやわではないので心配いりませんが。
 やわなのは店長です。防寒着の上からレインウエアを重ね着しても常に動き続けていなければ耐えられない寒さです。その辺に立ち止まって休憩すると凍えるので休憩はロッジに着いてからになります。ロッジに入ればさすがに食堂のストーブには火が入っています。

雪中

雪中

 暖かな食堂でほかほかの揚げジャガにヤクのチーズがかかっている軽食なんて食べたらもう動きたくなくなります。しかしここでぬくぬくして予備日を使い切ってしまえば帰国便に間に合わないという最悪の事態を招きます。
 従って震えながら歩き続けるしかないのですが、ここで別の問題が発生します。20cmも積もってしまえばもう道が見えなくなるという問題です。

 下の写真をご覧ください。池の周りにあるはずのトレッキング道が完全にわからなくなっています。

雪中

 こんな時は経験豊富なガイドにすべてお任せするに限ります。普段一人で歩く店長ですが、たまたまこのエリアはガイドなしでは立ち入れない所だったので助かりました。そのガイドも時々道を間違えてつつも大きく外れることはなく、無事に降雪地帯を抜けられました。
 1,200m下った本日の宿泊予定のロッジでは雪は雨になっていました。

 翌朝、雨は止まず濃い霧まで出ていました。景色が全く見えない上に雨の中を歩くとは、一気にやる気がなくなってバスに乗りました。昨日のうちにバスが通っている標高まで降りてこられたのはラッキーでした。

雪中

 バスで更に1,000mほど下ると雨雲を抜けてすっかりいい天気です。宿もゴージャスになりました。山の上は吹雪いているというのに完全に別世界です。神々もご機嫌を直してくれたのかもしれません。
 いままで地元の人たちが峠や中庭で神々に薫香をささげる姿をたびたび目撃してきましたが、なるほど、こういう事なら神々のご機嫌を取りたくもなるというものでしょう。

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