ネパールの教科書 その2<世界への貢献>
2025年12月1日
前回の店長日記でネパールの教科書を紹介しました。前回は教科書で大きく取り上げられていた人口問題のお話でしたが、今回はネパールの世界への貢献のお話です。
教科書には、特に歴史や社会の教科書にはその国が世界をどのようにとらえていて何を重要だと思っているのかが強く反映されます。また自国の「誇り」や「スタンス」のようなものも見て取れます。
中学二年生の社会の教科書を見ますと、ネパールが世界に大きく貢献している事が随所で取り上げられています。
それは国連平和維持軍への派兵なのです。ネパールが誇るグルカ兵は世界最強ともいわれる兵士です。彼らを含む兵士たちを世界の紛争地域に派遣して紛争が戦争や大量虐殺に発展する前に火消しをする、これは世界への大きな貢献です。


2023年のデータではネパールの平和維持活動(PKO)従事者は並みいる大国を押さえて世界最多の6,247名となっています。これはネパールにとって大きな誇りであり、教科書で大々的に取り上げて子供たちに知らしめるべき事なのです。
ちなみに日本は店長が調べた限りでは同時期で10名ほどでした。日本には日本なりの制約があっての事ですが、この差は圧倒的です。
教科書の中でもう一つ特筆するべき記述がありました。「良い政治とは」という一節があるのです。
そこにはこう書かれています。
「良い政治とは、汚職を最小化し、少数派の意見を考慮し、社会的弱者の声に耳を傾けることを保証するものである。一方、悪い政治には多くの堕落の余地がある。」
つい2,3か月前にネパールで政治家の汚職に耐えかねた民衆によって暴動が発生し。汚職政治家が放逐され、新政権が発足しました。
国会議事堂が炎上するほどのかなりの暴動だったのでご記憶の方も多いでしょう。これではこの教科書で学んだ子供たちに顔向けできません。

今後ネパールの政治がどのようになっていくのかは分かりませんが、教科書にはこのようにも書かれていました。
「良い政治とは、社会における現在そして未来のニーズに敏感なものである。」
クリーンな政治が国民のニーズであるならば、進むべき道は明らかです。
店長から一言
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