シバ神の頭がある寺院
2024年12月1日 当店が拠点を置くネパールの古都バクタプルの郊外に大きなお寺があります。大きなヒンドゥー寺院なんてネパールでは珍しくもありませんが、ここは特別です。なんとこの地にはシバ神の頭が埋まっているというのです。
シバ神といってもご存じない方にはサッパリですよね。シバはヒンドゥー教の最高神の1柱で、破壊と再生の神です。人気のある神様で、ネパールを歩くとそこかしこでシバ神を目にします。
神像だけではなく壁画やTシャツまでも売っています。日本ではなかなか仏陀のTシャツはお目にかかれないので人気のほどが分かります。下の写真は店長が愛用するシバ神のバンダナです。

ちなみにシバ神の体の方はインドにあるこれまた大きなお寺にあるそうです。なのでインド人は頭を拝みにネパールへ、ネパール人は体を拝みにインドへそれぞれ多くの人が巡礼に出かけるのだそうです。


上の写真のように非常に立派な建物です。しかし夜が明ける前に訪れたせいなのか、コロナが収束してから余り経っていなかったせいなのか、参拝者はあまりおらず閑散としていました。
敷地内には当然のように牛の像があります。隣に立った人の様子からその巨大さがわかると思います。これまた大きな三叉槍や蛇の像もあります。これらはすべてシバのシンボルともいえるものでシバ神と大抵セットになっています。 天使には頭の上の輪っかと背中の羽根がセットであるように、鬼太郎には下駄とちゃんちゃんこと目玉親父がセットであるように、です。店長は詳しくないのですが牛や槍のそれぞれに謂れと意味があるそうです。


敷地も広く建物も立派でシバ神の頭まで埋まっているお寺なのにもかかわらずガイドブックには載っている様子がありません。日本人は言うに及ばず、ここを訪れる外国人はインド人を除けば皆無に近いのかもしれません。
やはり知名度の差でしょうか?仏陀やキリストの頭が埋まっていたらもう少し人が来ると思うんですけどねぇ....
店長から一言
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