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バネ鋼

年末のネパール

2024年2月1日

  さて1か月遅れの話題ではありますが、年末年始をネパール出張で過ごしましたので今回は年末のネパールの様子をお届けします。
  日本では年末には年末商戦の大売出しがあったり門松が飾られたりして独特の雰囲気がありますが、ネパールでは大晦日や元旦なんてなんの祝日でもありません。ふつうに学校も登校日です。
  しかしさすがに日本大使館に行けば何らかの年末の雰囲気が味わえるだろうと思い、年の瀬も押し迫った大晦日に首都カトマンズの北にある大使館まで行ってみました。ちなみにこのあたり一帯は日本大使館だけではなく半径200mくらいの範囲に各国の大使館が集まった大使館地帯です。
  結果、日本大使館は年末らしさを微塵も漂わせていませんでした。門松くらい置いてもよさそうなものです。(日本大使館の名誉のために付け加えておきますと、正月の14日には在留邦人を招いて新年賀詞交換会という雅な行事が催されますした)

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                                               大晦日の大使館

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                  張り紙禁止

  上の写真からお分かりいただけるように結構大きくて立派な建物です。ですがなんと言ってもその特徴は警備の厳重さにあります。詰め所に銃を持った警備員が常駐しており、四方はカメラで監視され、3m程もある塀の上は鉄柵と鉄条網です。当然張り紙禁止です。
  下の写真のように普段は日本映画の上映会など結構催しがあったり資料室(Japan Resource Center)を開放していたりもしているようですが、大晦日は官公庁はお休みのようです。そこだけは日本式なんですね。

年末

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  どうでもいいですが塀の上の鉄条網は大使館では通常装備らしく、そばにあるフランス大使館(下の写真)などは上下二段の鉄条網でした。

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                      フランス大使館

  日本大使館がダメとなると後はどこで年末らしさを味わうことができるでしょうか?年末といえば冬、冬といえばスケート、スケートと言えばファンランドです。
  なんと店長も知らぬ間にカトマンズにファンランドなるスケートリンクがオープンしていたのです!冬といっても最高気温が15度くらいになるネパールですから当然屋内スケート場です。下の写真をご覧ください。

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  乾季の青空と日差しのもと、薄着の人々が訪れるのが冬のスポーツ施設ファンランドです。入り口で料金を払います。料金は大晦日当日で800円とネパールでは昼食が3回食べられる結構な金額です。

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  中はこんな感じです。スタッフのお姉さんが優しく教えてくれます。ちょっと面白いのはイルカ型の装置です。何と言いますか、自転車の補助輪的な、赤ちゃんの歩行器的な、そんな装置です。日本では見たことがありませんが、まったくスケートを知らないネパールの子供たちがスケートを楽しむためには必要なのでしょう。掴まって滑るだけではなく、またがって両足でこぎ進むこともできます。こうなるともはやスケートと言っていいのかどうか....。

  さあ他にはないでしょうか?年末らしいものは。冬は漬物の季節ですね。1年中あるにはありますがやはりこの時期に多いと思います。
ありますよネパールにも漬物が。
  下の写真ではなにやらカラフルなものが山積みになっています。拡大すると瓶詰であることが分かります。これはアチャールという漬物です。わざわざ買わなくてもご家庭で手作りされることが一般的です。日に当てて発酵させるということが重要らしく、この時期は家の窓際によく並んでいます。
  辛いものが多いので日本人の口に合うかどうかは微妙です。それもキムチのようなうま味がある辛さではなくもっとストレートに辛いです。でもたまーに凄くおいしいのがあったりもします。

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  年末らしさを求めて1日ぶらついて収穫はたったこれだけでした。日本では大晦日でもそもそもネパール歴では年末でも何でもないため無理と言えば無理な探索だったかもしれません。それでもいいのです。コロナが明けて4年ぶりにネパールに出張ができた店長は満足です。



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