世界で最も美しい谷 ≪ランタン谷≫ その3
2025年5月1日
三日目の目的地はいよいよランタン村です。標高は3,400mまで上がるのでここはダイアモックスの出番です。 以前の店長日記でも紹介したダイアモックスは高山病の予防薬で、よく効きます。
出発前にカトマンズの薬屋で買っておきました。10錠わずか100ルピー(約100円)で命の危険さえある高山病を予防できるのですから飲まない手はありません。
人にもよるのでしょうが店長の場合は飲んでしばらくすると指先がかすかにピリピリ痺れるような感覚に襲われます。正座した後の足のようなこの感覚がしてくると、普段なら不快に感じるピリピリも逆に守られているような安心感があります。
歩き始めてすぐにガイドのチャイテさんが道端の木の実をつまんでポイポイ口に入れました。野生の山椒だそうです。店長も2~3粒口に入れて噛み締めようとして、寸前で思い止まりました。ネパール人が平気な顔をしているからといって日本人も同じとは限らないという事を、長年の経験が店長に教えていたからです。
慎重に一粒だけつまんで端をかじって味見しました、そしてヒマラヤの生山椒の実力を思い知りました。乾燥して粉末になった日本の山椒とは大違いです。
歯医者で麻酔注射を打った時のように唇と口内が痺れて、水を飲むと口の端から漏れ出る始末です。ウナギに山椒を大量にかける派の店長は正直内心では舐めていました。しかし生だからなのか、それともヒマラヤ山中の品種が特別に強烈なのか分かりませんが、これはウナギに振りかけて食べられるようなシロモノではありません。チャイテさん恐るべし!
本日の宿に着くまで口はずっとこの状態でした。2~3粒噛み締めていたら今頃は、、、と思うとぞっとします。
出発前にカトマンズの薬屋で買っておきました。10錠わずか100ルピー(約100円)で命の危険さえある高山病を予防できるのですから飲まない手はありません。
人にもよるのでしょうが店長の場合は飲んでしばらくすると指先がかすかにピリピリ痺れるような感覚に襲われます。正座した後の足のようなこの感覚がしてくると、普段なら不快に感じるピリピリも逆に守られているような安心感があります。
歩き始めてすぐにガイドのチャイテさんが道端の木の実をつまんでポイポイ口に入れました。野生の山椒だそうです。店長も2~3粒口に入れて噛み締めようとして、寸前で思い止まりました。ネパール人が平気な顔をしているからといって日本人も同じとは限らないという事を、長年の経験が店長に教えていたからです。
慎重に一粒だけつまんで端をかじって味見しました、そしてヒマラヤの生山椒の実力を思い知りました。乾燥して粉末になった日本の山椒とは大違いです。
歯医者で麻酔注射を打った時のように唇と口内が痺れて、水を飲むと口の端から漏れ出る始末です。ウナギに山椒を大量にかける派の店長は正直内心では舐めていました。しかし生だからなのか、それともヒマラヤ山中の品種が特別に強烈なのか分かりませんが、これはウナギに振りかけて食べられるようなシロモノではありません。チャイテさん恐るべし!
本日の宿に着くまで口はずっとこの状態でした。2~3粒噛み締めていたら今頃は、、、と思うとぞっとします。

目が慣れると結構見つかるヒマラヤ山椒
ランタン村の手前に慰霊碑がありました。数年前に発生した大地震の際にここにあったネパール軍駐屯地が地滑りで壊滅したからです。今では高台の方に新しい駐屯地が作られています。これとは別に村内にもランタン村の住人の慰霊碑があります。
ランタン村の手前に慰霊碑がありました。数年前に発生した大地震の際にここにあったネパール軍駐屯地が地滑りで壊滅したからです。今では高台の方に新しい駐屯地が作られています。これとは別に村内にもランタン村の住人の慰霊碑があります。

慰霊碑
前日に比べればトレッキング道の勾配は緩やかで、さして苦労もせずに昼前には本日のお宿であるチベタンゲストハウスに到着しました。お昼ご飯を食べる時に、なかなか見ないレベルの立派な台所だったのでちょっと写真を撮らせてもらいました。
前日に比べればトレッキング道の勾配は緩やかで、さして苦労もせずに昼前には本日のお宿であるチベタンゲストハウスに到着しました。お昼ご飯を食べる時に、なかなか見ないレベルの立派な台所だったのでちょっと写真を撮らせてもらいました。

台所
宿では9月後半のこの時期からもう冬季に向けての保存食づくりが始まっていました。下の写真はカゴ一杯の干したブロッコリーと、中庭に広げたキャベツの葉です。もう少しすれば家畜をつぶしてひと冬分の干し肉やソーセージを作る季節になります。
宿では9月後半のこの時期からもう冬季に向けての保存食づくりが始まっていました。下の写真はカゴ一杯の干したブロッコリーと、中庭に広げたキャベツの葉です。もう少しすれば家畜をつぶしてひと冬分の干し肉やソーセージを作る季節になります。

カゴ一杯の干し野菜

よく見るとまぎれもなくブロッコリーです

ビニールシートの上で干しているのは...

キャベツの葉でした
早い時間にランタン村に宿をとったのはほかでもありません。今日一日を周辺散策に費やしたいからです。宿の東側に歩くこと20分で高台に出ます。そこから振り返ったランタン谷の全景が下の写真になります。
早い時間にランタン村に宿をとったのはほかでもありません。今日一日を周辺散策に費やしたいからです。宿の東側に歩くこと20分で高台に出ます。そこから振り返ったランタン谷の全景が下の写真になります。

ランタン谷全景
うーん、やはり実物の10分の1も迫力が伝わりませんね。写真に納まりきらない左右の絶壁や間近に見える7,000m級のランタンリルン、谷を渡る風の音、谷底の水音、薄い空気に差すお日様の温かさ、足元に咲く可憐な高山植物、それらすべては実際に訪れた者だけが味わえる果報なのでしょう。やはり来てよかった!
高台にはネパール軍の新駐屯地の他に学校もあります。ですがそれだけではありません。店長が今までに目にした中でも最大のメンダンがありました。メンダンはマニ壁ともいわれる石や土でできた低い「壁」の事です。これはチベット仏教の宗教的な建造物であり、店長は詳しくありませんが魔除けのような呪術的な意味合いがあります。

長い長いメンダン
メンダンに沿って歩いてみました。いやー、長い長い。途中何度か途切れながら300m近くも続いていました。
歩く道々、足元には名も知らぬ高山植物が花を咲かせています。雨季も終わりがけで花の盛りは過ぎているとはいえそれでも十分に目を楽しませてくれます。
うーん、やはり実物の10分の1も迫力が伝わりませんね。写真に納まりきらない左右の絶壁や間近に見える7,000m級のランタンリルン、谷を渡る風の音、谷底の水音、薄い空気に差すお日様の温かさ、足元に咲く可憐な高山植物、それらすべては実際に訪れた者だけが味わえる果報なのでしょう。やはり来てよかった!
高台にはネパール軍の新駐屯地の他に学校もあります。ですがそれだけではありません。店長が今までに目にした中でも最大のメンダンがありました。メンダンはマニ壁ともいわれる石や土でできた低い「壁」の事です。これはチベット仏教の宗教的な建造物であり、店長は詳しくありませんが魔除けのような呪術的な意味合いがあります。

長い長いメンダン
メンダンに沿って歩いてみました。いやー、長い長い。途中何度か途切れながら300m近くも続いていました。
歩く道々、足元には名も知らぬ高山植物が花を咲かせています。雨季も終わりがけで花の盛りは過ぎているとはいえそれでも十分に目を楽しませてくれます。


周囲を歩き回っているうちにもう夕方になりました。日が沈みきらないうちに済ませておかなくてはならない重要なことがあります、それはホットシャワーです。
お湯は太陽熱で沸かしますので今日のように天気が良い日は快適な温度なります。しかし日が沈むと気温がぐっと低くなるのでシャワーから上がった後が辛くなります。二日ぶりのシャワーを楽しみに宿に戻るとしましょう。
次回へ続く
店長から一言
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