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バネ鋼

シバラットリ

2018年2月1日
  シバラットリとは何か?これは早い話ヒンドゥー教の最高神の一柱であるシバ神とその妻パールバーディーとの結婚式の日のことです。小さなものは毎月あって、年に一度のマハー・シバラットリ(偉大なシバ神の夜)には盛大なお祭りが催されます。晦日と大晦日みたいですね。
  ちなみに古事記によると日本でも史上初めての結婚式は伊邪那岐と伊邪那美の二神によるものという事になっております。しかし残念ながら肝心の日どりが記録されていないため日本では特に記念日にはなっていません。

  このシバラットリ、日本とは違うネパールの暦に従っているため年によって開催日はまちまちです。おおむね西暦でいうと2月〜3月に開かれていまして今年は今月の13日だそうです。2月に行われる場合は夜は結構冷え込みます。店長はそれで一度風邪を引きました。
  会場は首都カトマンズの東にあるパシュパティナートという由緒あるお寺で、伝説によるとシバ神が一時滞在したことがあると伝えられています。またこの日だけは大麻を吸ってもよい事になっているためその辺で吸っている人達がたくさんいます。またそのせいなのかどうか分かりませんが道端で踊り狂っている人たちもたくさん見かけます。
  麻薬は「ダメ、絶対!」が常識の日本人には非常に不謹慎かつ異様な光景です。しかし昔からの伝統でもあり宗教行事と一体化している事もあって禁止にはできないのでしょう。こと宗教に関してはおそろしく保守的な人達なのです、ネパール人は。(注.もちろんネパールでも普段は大麻を吸うと警察に逮捕されますのでご注意ください。また祭の当日でも法的によい事になっている訳ではなく祭りの一環として見逃してくれているだけらしいので、よい子のみなさんはくれぐれもマネをしないように...)

  異教徒の店長には神様の結婚式ということくらいしかわからないこのシバラットリは、ヒンドゥー教徒にとっては非常に重要な意味合いを持った日らしいのです。シバラットリの日はネパールのみならず同じヒンドゥー教の国であるインドからも大勢の信者がやって来ます。当店のスタッフは人出の半分はインド人だと言っているくらいです。とにかく大勢です。広大な寺院とその周辺の森が人でごった返します。何万人いるんだか見当もつきません、そのくらい人が集まる一大祭典なのです。
  そうやって集まってくる信者の中でも特異と言ってよいのはサードゥ達でしょう。サードゥと言いますのは、何と言ったものか、苦行僧とも聖者とも魔術師とも言えるヒンドゥー教の修行をしているお坊さんのことです。下の写真を御覧下さい。

シバラットリ

  パッと見浮浪者のようですが、とんでもない! 信者からはかなり尊敬されているようです。基本的に何も所有せず中には体中に灰を塗っただけの全裸(服さえも所有しない)の人もいて、さすがに都市部ではちょっとイタイ場面も見受けられます。
  そんなこんなのうちに夜になり、祭りはさらに盛り上ります。現在はもうネパールは王国ではなくなってしまいましたが、ちょっと前までは祭りの日の夜7時くらいになると国王と王族が国民の前に姿を見せたものです。下がその時の写真です。

シバラットリ

  ここしばらくは店長も行っていないのでわかりませんが、現在はひょっとしてネパールの首相あたりが顔を出しているのかもしれません。祭りが終わるとあたりには膨大な量の豪華なお供え物が残され、寺周辺の森を根城にしているサル達はごちそうの食べ放題となります。

シバラットリ

  それでなくても寺周辺のサル達は普段からお供え物の余り物などを労せず口にしている上に、年に一度の大ごちそうとは! サルに生まれるならパシュパティナートのサルに生まれたいものです。

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