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バネ鋼

伝統の彫金細工が光る 儀礼用アンティークククリ アラベスク   

アラベスク・鞘

アラベスク  式典や行事に出席する士官が携帯する儀礼用ククリです。鞘に入った状態で全長は約295mm、刃長148mm、刃厚:最大約8mm、グリップ長(木製部分):約96mm、重量約500gあります。鞘の全面に施された美しい透かし彫りは総重量165gの銀で作られています。
 本製品はネワール族の職人の手によるハンドメイドの彫金ですので細部が非常に鮮明かつ繊細に仕上げられています。カトマンズ盆地付近に住み着いているネワール族は金属工芸の技術の高さで定評があります。世界遺産に指定されているカトマンズの寺院によく見られる青銅の飾り板や銀細工の法具はすべて彼らの手によるものです。デザインも伝統的なものから最新流行まで何でもこなします。特に透かし彫りの指輪は評価が高く、ヨーロッパへも輸出されています。
 当店のククリの鞘に使われている透かし彫りのデザインは伝統を取り入れながらもお洒落な花を配した当店オリジナルのもので他にはありません。ここでしか手に入らない逸品をぜひお手元に、これ一本で家宝になります!!
 アラベスクのデザインは唐草をイメージしたものです。唐草模様はギリシャで発祥し、シルクロード経由で中国から日本に伝わりました。シルクロードのルート上にあるネパールでも寺院から民家の軒の彫刻にまで広く使われているモチーフです。鞘の両面はネパールの古都バクタプルのとある民家の唐草彫刻を参考にデザインされています。銀細工師が精魂込めた彫金は細部まで精緻に仕上られています。大量生産のプレス品とはワケが違います。まさに家宝にするに相応しい素晴らしい逸品と言えましょう。

伝統の彫金細工が光る 儀礼用アンティークククリ アラベスク   

価格:

57,000円 (税込)

グリップの材質:
購入数:
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グリップ3種 グリップの材質は紫檀チークシャクナゲからお選びいただけます。

紫檀材は重硬緻密で、木であるにもかかわらず水に入れると沈んでしまうほどです。非常に硬く木材の中でも屈指の強度を持ちます。また耐朽性が極めて高いため高温多湿な環境に強く長持ちします。ナイフや銃のグリップに多用される他、狂いが少ないため一部の楽器にも使用される高級木材です。色は紫というよりは赤褐色で磨くと独特の光沢が出るため愛好者が多く人気の高い材です。

チーク材は重硬で、かつては銃弾に当たっても裂けない弾力性から軍船の船材などにも使われてきました。また樹脂分が多いため耐水性抜群で腐りにくく年月を重ねるほどに風合い(いわゆるチーク色)が出ます。野球で使われるロージンパック(松ヤニが主成分)同様に、表面に僅かにしみ出る天然の樹脂成分のため手に吸い付くようにフィットし、手が濡れていても滑りにくく、握ったときのホールド感がとてもよい材です。釣りなど水場での使用が多い方にお勧めのグリップです

シャクナゲ材は、 シャクナゲの成長が非常に遅いため硬く緻密な材質ですが、何と言っても優れているのはその粘り強さです。通常、硬い材に無理な力を加えると割れが生じますが、シャクナゲ材は割れずに変形して耐える性質があります。ククリはナタのように叩き切る使い方をするためグリップには瞬間的に大きな力が加わりますが、シャクナゲ材のグリップはかなり無茶な使用にも耐えるまさにククリに最適なグリップなのです。色は象牙を思わせるきめの細かい美しい白色です。
しかしシャクナゲは成長が遅いためなかなか大木には育たず、日本ではまずお目にかかれない希少な材です。ネパールでは地元ヒマラヤ山脈にシャクナゲが自生すると聞き、八方手を尽くして何とか入手に成功!グリップを特注いたしました。他店ではまず手に入らない店長オススメの幻の一本!ちなみにネパールの国の花はシャクナゲですので実にネパールらしいグリップと言えましょう。
※2013年現在、ネパール政府の方針によりシャクナゲの伐採が禁止となっています。これからも古材や道路拡張等の際に正規に伐採されるシャクナゲを獲得するよう努力いたしますが、少ないシャクナゲ材を奪い合うことになるため入手が困難になり、今後の入荷は不定期かつ少数になると思われます。
大変申し訳ございませんが、御了承ください。


グリップの詳しい構造に関してはこのページをご覧ください。

刀身1  刀身はバネ鋼と呼ばれる鋼でできています。剃刀のように切れる日本刀とは異なり、ククリはその重さと腕力でぶった切るタイプのナイフです。そのため刀身は力が逃げにくい独特の「く」の字型をしており、その厚みは何と8mmにもなります。肉を骨ごと叩き切るような使い方をしますので非常に頑丈な作りになっています。
 このような刀身を持つククリですから体重を乗せて振り下ろしたときの破壊力は素晴らしく、ネパールでは生贄にささげられた山羊の頭を切り落とす際もこのククリが使用されます(店長談:山羊を生贄にささげることはネパールでは珍しくありません。死の女神カーリーの寺院などでごく普通に行われています)。
また上の写真のブレードの根元付近にある切れ込みですが、これはチョウと呼ばれる部分で、その役割にはいくつかの説があります。①獲物の血がグリップまで流れてこないようにするため ②相手のククリの刃を受け止めたときに刃が滑ってもグリップまで達しないようにする刃止め(鍔の代わり) ③象徴的な物で実用性は無い、などです。動物の解体に実際に使われるナイフなので少なくとも①の効果があるのは確かなようです。

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